英語を日常レベルまで話せるようになるのに、道のりは長い?
英語を日常レベルまで話せるようになりたいけど、どのくらいの期間がかかるかも見当がつきませんよね。
できれば早く英語をマスターしたいので、毎日勉強を頑張りたい。
そう思ったら、すぐに英語の勉強を始めましょう!
関連記事 日常英会話ができるようになるにはどうすればいい?どの程度のレベルが必要?
この記事では、英語を日常レベルまで話せるようになるには、どのくらいの期間が必要かについて、勉強方法や参考書や教材をご紹介します。
英語を日常会話レベルで話せるようになるには、目標設定が必要!
英語を日常レベルで話せるようになりたいと思う人は多数いますが、どう勉強していくかわかりませんよね。
また、日常レベルの英語の定義も難しいところです。
日常レベルの英語とは、日常生活に困らない最低限のコミュニケーションが取れるレベル、とされています。
日常英語レベルの知識は、ほとんどが中学英語で学んでいるんです。
なんと、中学英語をマスターしていれば日常英語が話せる知識は備えているという事実。
ちょっと驚きでもあり、ホッとした人もいるでしょう。
ただ、中学英語で学んだ英語って、英会話でどう活かせばいいのかも難しいですよね。
英語を日常会話レベルまで話せるようになるには、まずは目標設定をしてから学習開始です。
日常会話といってもいろんな目的があって、それによってもマスターする英文が違ってきます。
海外で生活したい、TOEICを受験する、外国人の友達を作りたい、海外旅行をしたい、など。
また、英語学習の目標を明確にすることによって、モチベーションの維持にも役立ちます。
英語をマスターした時の自分の姿を想像しただけでも、ワクワクしますよね!
中学英語レベルの文章の読む・書く・聞く・話すができれば、日常会話レベルの英語力があるといえます。
また、日常生活レベルの英語の語彙数で言うと、約3,000語程度と言われています。
ただし、高校英語で習得できる数が3,000語となっていて、中学英語だと1,800語ほどです。
中学英語レベルの語彙数でも日常会話は問題ないと思われます。
でも、日本人は中学英語で日常会話レベルの英語を学習しているのに、英語が話せない人が多いのか疑問に思いますよね。
なぜなら、英語の知識は備えていても、それを会話に使う方法を知らないから。
中学英語では、リーディングや文法が中心で、会話に必要なリスニング・スピーキング・発音を使うシーンが想定されていないんですね。
ですので、英語を日常会話レベルまで話せるようになるには、単語や文法の他に、リスニングやスピーキングや発音をマスターしないといけません。
英語を日常会話レベルになるには、どのくらいの期間勉強が必要なのか?
英語を日常会話レベルまでマスターするまでの期間は、どのくらいか気になるところです。
日常会話と言っても、目指すところは人それぞれなので、勉強時間もそれぞれ違います。
最低限のレベルならそれほど時間がかからないけど、高いレベルを目指すなら、そう簡単にはマスターできません。
やっぱり、英語を日常会話レベルまで引き上げるには目標設定が重要、ということがわかりますよね。
自分の目標を明確にして、必要な勉強時間を確保できるような計画を立てましょう。
日本人が英語を実用レベルまで話せるようになるには、最低でも3,000〜5,000時間必要と言われています。
ちなみに、中学と高校の6年間での勉強時間は約1,500時間。
それでも3,000時間まで程遠いですね・・・。
日常会話レベルの目標設定別の勉強時間や期間の目安をご紹介します。
- 英語で言いたいことが遠回りでも言えるレベル
→ 約300時間(1日3時間の勉強で2か月) - 旅行に困らない最低限のコミュニケーションができるレベル
→ 約380時間 - 日常生活に困らないレベル
→ さらに2,500時間(毎日2時間の勉強で3年半) - TOEICのスコアを100点アップさせたい
→ 200〜300時間 - 完璧に日常会話ができるレベル
→ 5年以上
日常会話レベルの英語でも、最低限であれば300時間程度の勉強でマスター可能です。
中学校での英語の学習時間が約300時間といわれているので、中学英語ができれば基本的な読み書きは大丈夫です。
それでも、スラスラと英語が口から出てくると言うよりも、遠回しな表現になってもなんとか意思疎通ができるレベルです。
海外旅行に行くという目標であれば、最低限レベルでも問題ありません。
でも、日常生活で困らないレベルが目標となると、中学・高校で勉強した1,500時間に加えて、さらに2,500時間の勉強が必要です。
2,500時間というと、1日2時間の勉強時間だと約3年半の期間が必要となります。
2,500時間÷(365日×2時間)=3.4年
もっと短い時間で日常会話レベルの英語をマスターしたい場合は、1日の勉強時間をさらに長くする必要がありますね。
英語を日常会話レベルで話せるようになるおすすめ勉強法とは?
英語を日常会話レベルで話せるようになるには、結構時間がかかるということがわかりました。
英語を日常会話レベルで話せるようになるまで、できれば効率よく早くマスターしたいと思いますよね。
英語の勉強でよくある、聞き流しは楽そうで興味津々・・・
でも、聞き流すだけ、洋画を見るだけの勉強法は、初心者には向いていません。
では、留学するのが一番良いのかな?とも考えますが、答えはNO。
留学することなく、日本にいても英語を話せるようになる人もたくさんいます。
正しい方法で勉強を続ければ、英語を話せるようになります。
ということで、英語を日常会話レベルで話せるようになる勉強法をご紹介します。
英語を日常会話レベルで話せるようになるポイントは、中学英語レベルの単語と文法をしっかりとマスターすることです。
英単語のボキャブラリーがないと会話ができませんし、文法を知らなければ相手との会話も理解できませんし、話せません。
参考書やアプリを使って単語を覚える
英単語を覚えるスタンダードは単語帳などの参考書や教材ですが、アプリだとスキマ時間を活用できますよね。
また、家での勉強は参考書、通勤時間や職場のスキマ時間ではアプリを使うなど使い分けしても語彙力が増やせそうです。
参考書で文法をマスターする
英文法は会話するためには必要な要素です。
中学時代の教科書や参考書でも勉強できますし、1冊で英文法をマスターできるような参考書もたくさんあります。
英文法をマスターしつつ、日常会話のフレーズをインプットしていきましょう。
オンライン英会話でアウトプットする
単語と英文法をインプットしつつ、その知識を会話でアウトプットするという形が一番効率的です。
英会話スクールでも良いですし、オンライン英会話ならわざわざスクールに通う必要もなくお手軽です。
単語と文法のインプットだけだと、英語の音に触れる機会が少ないので、英会話はとても有効な勉強方法です。
関連記事 英会話を三ヶ月独学するならオンライン英会話の方がいい!
リスニング・スピーキング・発音も勉強する
日本の英語教育では、受験英語に重点を置いていたので、リーディングはできるけどスピーキングやリスニングができない人が多いです。
ですので、私も含め、英語の発音が苦手という人も多数います。
英会話の上達を目指すなら、毎日英語の音を聞くようにして慣れる必要があります。
英語の音に慣れるのに最適な方法は、シャドーイング。
シャドーイングとは、英文を見ずに、音声で聞こえてきた英語を真似する方法です。
お手本の英語を真似ることで、リスニング力やスピーキング力アップが期待できます。
また、シャドーイングは正しい発音、アクセント、イントネーションを習得できます。
さらに、シャドーイングで英語独特の音のリズムを知ることができるというメリットがあります。
以上、英語を日常会話レベルで話せるようになるには、いろんなことを勉強しないといけません。
それぞれの項目に合わせて、参考書やアプリを用意するのも良いですが、どれがいいかを探すのが面倒。
そんな人は、思い切って英会話教材を買った方がいいかもしれません。
英会話教材であれば、英語をマスターできるようなカリキュラムが組まれています。
さらに、音声教材やサポートが充実している教材も多くて、安心感が違います。
英語を日常会話レベルで話せるようになるための、参考書と英会話教材
英語を日常会話レベルで話せるようになるためには参考書や英会話教材が欲しい、けどどれを買えばいいかわからない。
そんな人におすすめの参考書や英会話教材をご紹介します。
英語を日常会話レベルで話せるようになるための参考書5選!
ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない
英語圏で育つ子どもたちと同じように、型を習得することから始めます。
そして、習得した型を適宜アレンジしながら表現を増やしていく方法です。
ネイティブだけど子供がマスターする英文なので、比較的優しい内容で楽しんで継続することができます。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
日常会話レベルの英語に必要な中学英語の勉強を1冊でマスターできるなんて魅力的ですね。
中学生向け参考書3冊の内容を,コンパクトな1冊に集約。
中学で学習するすべての文法項目を網羅しています。
そして、難しい用語を避けた解説で、超基礎からやさしく学べるのも初心者向き。
さらに、発音・リスニングも身につく音読CD2枚もついています。
改訂版 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
英語が苦手になってしまう原因のひとつに、英文法があります。
英文法に苦手意識が強いと、なかなか勉強に手がつけられないということもありますよね。
シンプルな例文と、イラストをたくさん使って、解説がわかりやすくなっています。
また、最低限必要な文法用語をスムーズに理解できるように構成、音声ダウンロード付きで、聞く・読む・話す・書くの英語力が伸ばせます。
TOEICリスニング満点コーチが教える 3か月で英語耳を作るシャドーイング改訂版
英語の音に慣れるために、シャドーイングが効果的。
そのシャドーイングの方法を具体的に解説しています。
タニケイ式シャドーイングは、
- リスニング力だけでなく英語力全体が伸びる
- 毎日効果を実感できるので続けやすい
- 英語のレベルや目的を問わず、誰でも取り組めて成果を出せる
の3つの特徴があります。
カラー版CD付き 中学3年間の英語で身につける日常会話
英会話を日常レベルで話せるようになるための英会話教材4選!
英会話教材のいいところは、英語を効率よく勉強できるプログラムになっていて、サポートがあるところ。
その分、英会話教材のお値段は参考書に比べると高めなのが、どれにしようか迷うところでもあります。
ですが、返金保証やお試し期間が設定されている教材もあるので、自分に合わないと思ったら返品できるのもメリットといえます。
英会話教材によって、特化しているジャンルが違ったりしますので、内容をしっかり吟味して選ぶことをおすすめします。
JJイングリッシュ
JJイングリッシュは、シンプルな英単語や表現でしっかりコミュニケーションを取ることを目的にしています。
ネイティブスピーカー並みの英語力までは目指さないけど、最低限のコミュニケーションを取りたい人向け。
JJイングリッシュはスピーキング力を養うために、声に出して音読する学習を推奨しています。
ですので、早く英語を話せるようになりたい人にはおすすめの教材です。
例えば、
- 仕事で簡単な英語が必要なビジネスマン
- 海外旅行で英語を話したい女性
- 趣味で英語を習いたいシニア世代
など幅広い年代におすすめです。
ちなみに、JJイングリッシュは1日40分程度の勉強を推奨していて、100日間の返金保証制度がついています。
ネイティブイングリッシュ
ネイティブイングリッシュは、CDとテキストの組み合わせの教材ですが、デジタル版もあるので外出先でも使えます。
ネイティブイングリッシュは日本語と英語が交互に流れてくるのを聞き流して学習します。
英語(ハイスピード)→日本語訳(ハイスピード)→英語(ナチュラルスピード)→日本語訳(ナチュラルスピード)
という2段階のスピードを繰り返し聞くことで、ネイティブの会話に耳が慣れていくようになっています。
ネイティブイングリッシュは、リスニングを強化したいひとにおすすめです。
ちなみに、無料体験が90日間、返金保証が90日間となっています。
七田式英会話教材「7+English」
七田式英会話教材「7+English」は、60パターン600フレーズを60日間で丸ごと暗記する、という内容。
世界中に教室を展開する「七田式」の分析では、ネイティブの英会話は特定の決まった単語やフレーズで成り立っている、とのこと。
その、特定の決まった単語やフレーズというのが、「60パターン600フレーズ」となっています。
そして、丸ごと暗記するには反復練習が必要で、同じフレーズを計4回繰り返して学習する「400%学習」を取り入れています。
さらに、七田式では右脳を重視して、1.5倍速と3倍速の音声をCDに収録していますので、直観的・感覚的に処理するトレーニングができます。
七田式の理論に基づいた勉強で効率よく学びたい人にはおすすめです。
ちなみに、最長90日間の返金保証がついています。
スタディサプリENGLISH
スタディサプリの英語学習アプリなので、気軽にアプリをインストールして利用できます。
「新日常英会話コース」「ビジネス英語コース」「TOEIC L&R TEST対策コース」の3つから選べるので目標設定に合わせてコースが選べますね。
また、スタディサプリENGLISHは1回3分のスモールステップ学習となっているので、スキマ時間や移動中でも使えます。
そして、リスニングだけでなく、スピーキングやディクテーションなどのメニューがあって、 読む・書く・話す・聞くのスキルをバランス良く鍛えられます。
7日間の無料体験がついています。
英会話をマスターするには、やはり基本と目標設定が必要! -まとめ-
英会話をマスターするということは、英語を日常会話レベルまで話せるようになるということ。
英会話をマスターするには、中学英語レベルの英単語と文法を覚えて、日常会話で使えるようにスピーキングやリスニングも強化します。
中学時代に英語をしっかり勉強していれば、割とスムーズにマスターできそうです。
また、英語を日常会話レベルまで話せるようになるための勉強期間や勉強内容は、目的や目標によって幅広く、かなり違ってきます。
最低限のコミュニケーションや、海外旅行程度の会話が目標なら、約300時間の勉強でOKです。
一方、日常生活で困らない程度になると、3,000〜5,000時間もの勉強時間が必要になります。
また、中学・高校で英語をちゃんと勉強したといっても、トータルで1,500時間程度。
今までの土台があっても、さらに2,500時間、1日3時間の勉強で約3年半もかかります。
英会話をマスターするのは簡単ではありませんね。
また、英語の勉強はいかに継続することが大切かもわかると思います。
だからこそ、英会話をマスターするための目標設定もかなり重要です。
目標設定がないと、英語の勉強期間や内容を決めにくいので、まずは目標設定に取り組んでみてくださいね。
下の記事では、日常英会話の上達方法などをこの記事とは違った切り口で紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
関連記事 日常英会話の上達方法はインプットとアウトプットの繰り返し!
関連記事 日常英会話が話せるようになるには中学英語を覚えることが基本!