英会話を習得するために、語彙力の増やし方が知りたい!なんて人は多いです。
やはり、英会話を習得するには、語彙力を上げることが重要です。
英単語の意味が分からず、語彙力もなければ、英会話が成り立ちません。
そもそも、語彙力がないと相手の話している内容を理解するリスニングができず、自分の意見を相手に伝えるスピーキングもできないので、英会話が成り立ちません。
さらに、読むことであるリーディングも難しくなってきます。
つまり、英語の語彙力が高いほど、英語を正確に理解できます。
この記事では、英会話の語彙力の増やし方や、語彙数を増やすおすすめ本や目安などご紹介します。
英会話の語彙力の効率の良い増やし方は?
英会話の語彙力を増やす方法として、真っ先に浮かぶのが英単語帳ですよね。
でも、学生時代は、英単語帳ってただ暗記するだけでつまらない・・・
なんて感じで、勉強を途中で投げ出していたのではないでしょうか?
英会話の語彙力を上げるためには、効率よく勉強できるに超したことはありませんよね。
効率よく英会話の語彙力を上げるためには、文脈から単語を覚えるのがおすすめ。
文脈で覚えることで、単語だけでなく、熟語や表現も同時に覚えることができます。
さらに、単語の知識が記憶として定着しやすくて、実際の英会話でどうやって活用するのか、実践的な部分も学習できます。
ただし、ひとつの単語の意味を脳に定着させるのに、多くの学習が必要になるのがデメリットです。
英単語帳での語彙力の増やし方
そんな文脈で覚えることのデメリットを補うことができるのは、なんと・・・英単語帳での勉強。
英単語だけを集中して覚えるメリットは、短期間で多くの英単語を覚えられる点です。
一方、英単語帳での勉強は作業が単調なので飽きやすく、使わないと忘れてしまうのがデメリットとなります。
英単語帳で単語の記憶を増やし、英文法の本などで、文脈から単語を表現を定着させる組み合わせが理想的ですね。
また、ある程度英会話の語彙力が増えてきたかなーという頃に、新たな英会話の語彙力の増やし方を試してみましょう
それは、映画や海外ドラマを字幕なしで視聴すること。
映画などを見ながら、わかる英単語やキーワードから話している内容を推測します。
初めからすべてを聴こうとするのではなく、何回も繰り返していくことで脳に定着していきます。
分からない単語を1回ずつ辞書で意味を調べるのは、効率が悪いので、文脈から推測する方が効率が良いのです。
さらに、単語のスペルを覚える時には、発音も一緒に覚えるようにすると効率性が高まりますよ。
英会話における語彙数の目安は?
英会話での語彙数を増やすとはいっても、どれくらいの数の単語を覚えればいいのか不安になりますよね。
英語のネイティブの人が、日常で使う会話のパターンは約500~800ほど。
そして、その中でもよく使うものは、たった30ほどなんです。
また、英単語数でいうと721語で日常会話の90%がカバーできると言われています。
たった721語で、日常会話のほとんどがカバーできるなら、がんばれそうですよね!
また、ビジネス英語で必要な語彙数は、1,500語程度と日常会話の約2倍。
1,500語とは、日本の高校卒業時の語彙数の目安1,800語よりも少ないんですよ。
そして、海外旅行で使える英語のレベルであれば、英検3級程度の力で問題なし。
英検3級とは、中学3年間の教科書に登場する英単語1,100~1,200語程度です。
中学卒業程度の英語をマスターしていれば、海外旅行での簡単な会話や日常会話は、問題なくできるということになりますね。
ひとまず、中学3年生までに習う基本的な単語を覚えて、実際に使っていくようにしましょう。
ちなみに、英語のネイティブの人の語彙数をご紹介しておきます。
- 幼児(4歳)レベル →5,000語
- 中学生~高校生レベル →20,000語
- 成人レベル →30,000語以上
すごい!ケタ違いの語彙数ですね。
でも実際に使っている単語数は、3,000語程度なんだそうです。
ですので、英会話の語彙数だけをひたすら増やす、というよりも、よく使う単語から覚えて行くことが効率よい覚え方ですね。
英語の語彙を増やす本は?おすすめ5選!
英語の語彙を増やすためには読みやすく、覚えやすい自分に合ったものがいいですよね。
たくさんの本の中から自分に合ったものが、見つかると頼もしいです。
それでは、英語の語彙を増やすための本をご紹介します。
英単語の語源図鑑 見るだけで語彙が増える
英単語帳を眺めているよりも、英単語の語源を紐つけて覚える方が、効果的と語源研究で実証済み。
その効果的な本が、この「英単語の語源図鑑」です。
重要単語を語源に沿って分解し、語源の知識と語彙をイラストを見ながら身につけていきます。
中学・高校で扱う基本語も多数あるので、英語に苦手意識がある方でも大丈夫。
また、中級者以上にとっては、いま既にあるボキャブラリーを語源によって整理・拡張する手助けとなります。
A4一枚英語勉強法 見るだけで英語ペラペラになる
YouTubeチャンネル登録者数37万人の英会話講師「ニック式英会話」のニック・ウィリアムソン氏の書籍です。
魔法のA4シートを見てしゃべっていくだけで、ネイティブに伝わるフレーズが、ラクに身につくと言われています。
そして、口コミでは・・・
中、高と英語を勉強して全くわからなかった英語が、これ一冊で概要を理解できた気がします。
6年間を1日で取り返すことができました。
ニック先生のYou Tube動画やアプリと内容が連動しているので、ネイティブ発音やリスニングはアプリを使って音で覚えたり、あいまいなときは説明動画を見ると理解が深まります。
気になる方は是非試してみてくださいね。
読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑
SNSでバズっている、可愛すぎて分かりやすい英語解説を行っているこあたんさんの本です。
「名詞」「動詞」「助動詞」「形容詞」「副詞」「前置詞・接続詞」の全6章構成。
各章ごとに覚えておきたい英語単語の使い分けや、ニュアンスの違い、知っておきたいことを紹介しています。
すごくわかりやすい、という声もありますが、一方ネイティブの人や英語が話せる人からするとちょっと違う見方が。
こあたんさんがTwitterでもおっしゃっていますが、本の内容は、こあたんさんの経験と 出会った先生から学んだ内容がベースとのこと。
ですので、本の内容が絶対的に正しいというものではないという解釈もできます。
補助的な感じで読んでみるとわかりやすいかもしれませんね。
毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする
文法の「骨格」ができたら、単語を覚えて「本当に使える英語」を身に付けるのが効率的。
教科書基準ではなく、ネイティブの使用頻度を基にしたデータを分析しています。
そして、この本は普段使いの英単語を厳選して収録してあるので、1冊で全日常会話の90%の単語をカバーしています。
意味だけを覚えるのではなく、実際に使える単語習得トレーニングを提示されています。
ネイティブが使う高頻度の単語だけを、使用頻度の高い3~6語前後のフレーズ約700本に圧縮されています。
12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読
「何年英語を勉強しても英語がスムーズに口から出てこない」という悩みを持つ人のためのスピーキングトレーニング本です。
スタンフォード大学で言語学を研究し、自ら数カ国語を操るサマー先生が、効率的かつ確実に話す力が身につく学習法を編み出しました。
60のLessonを通じて英語の型を習得していきます。
型を習得することによって英語の文章を自在に組み立てる力が身につきます。
そして最大の特徴が、
- 「聞いて」
- 「真似して」
- 「使う」
の3ステップトレーニング。
サマー先生が様々な言語を学習する中で発見した、「話せるようになるための重要ポイント」のエッセンスを抽出したものです。
そして3ステップトレーニング用に用意したCD ROM付きなので、音声からも勉強することが可能です。
そもそも英語の語彙力とは?
英語の語彙力とは、英語を勉強するのにあたって欠かせないスキルです。
英語のスキルアップには語彙力の多さが関わってきます。
英単語やフレーズの知識は、英会話初心者から中級、上級へステップアップする過程で常に強化していく必要があります。
英語のインプットの質を高めて、アウトプットでは表現の幅を広げてくれる語彙力は、単語の引き出しを増やしてくれます。
そして、英語の語彙力を増やすためにも、自分が興味あるジャンルの単語から覚えたり、自分に合った教材や本を選ぶのがポイントです。
英語の語彙力は英会話のスキルアップには欠かせない要素 -まとめ-
英語の語彙力が高ければそれだけ英会話を習得できているということになります。
英単語帳で単語をひたすら覚える勉強方法がありますが、これだけだと単調で勉強を挫折しがちです。
英語の語彙力の効率的な増やし方は、文脈で単語を覚える方法を、英単語帳での勉強にプラスして、表現力を身に着けることです。
その後、好きな映画や海外ドラマなどを字幕なしで見ます。
そして、分かる単語から内容を推測するようにすることで、日常会話の表現をマスターしていくことができます。
また、英語の語彙数の目安として、中学卒業程度の単語が頭に入っていれば、日常会話や海外旅行での会話に役立ちます。
自分に合った英語の語彙力を増やす本や教材を選んで効率よく覚えていきましょう。